みなさん、今年のふるさと納税はもう終わりましたか?実は今どんどん寄付額が伸びている返礼品があるんです!
白川町は2014年、日本創生会議が発表した『消滅可能性都市』のなかでも、岐阜県ワーストワンを記録しました。まあなんでもね、1番を取るのは良いことですから…はい。
しかしそんなこともあり?町内の方々にまちおこしの火が付き、今では昔からの伝統品以外にも、町外に誇れる新しいブランド品が数多く誕生しました!

2023年9月にグランドオープンした『農LAND BEER』がつくるクラフトビール
そしてそれに合わせてふるさと納税の寄付額・寄付件数も伸び、ここ数年で倍以上となっています。(参照:白川町HP)

令和元年以降の、白川町のふるさと納税寄付額

令和元年以降の、白川町のふるさと納税寄付件数
まちが誇る特産品の魅力を、ふるさと納税のPRや窓口を担当する株式会社スチームシップの細江佑季子(ほそえゆきこ)さんにお話を伺ってきました。
ぜひ記事を読んで、お気に入りの返礼品を見つけてくださいね!
町内商品の魅力を再発掘!
——細江さん、お願いします。えーっと、白川町では聞き馴染みのある苗字ですが…

「はい、白川町の佐見地区出身なんです(笑)でも高校から下宿で離れたので、こうやって仕事で来て昼間に町内をうろうろするのはワクワクしますね(笑)」

母親の実家には茶畑があり、毎年家族総出で茶摘みをしていたという細江さん。「茶畑はハードルみたいに飛び越えて遊ぶ場所でした(笑)」
——あ、やっぱり(笑)

「ただ、住んでるだけだとあんまり町内のことを知る機会がないんです。『この商品はどこでだれがつくったものか』とか、そういうことを知ると視点が変わりますよね」

「私たちは事業者さんのところへ直接行ってお話するっていうのをすごく大事にしています。なので、お家にお邪魔して…白川町だとほんとに、会社というよりお家でお話することが多いんですけど(笑)」
——想像できます(笑)寄付額が伸びているということなんですが、具体的にどういった取り組みをされているんでしょうか。

「いろんなご家庭に合うように商品のラインナップを増やしてもらったり、商品ページを魅力的にしたりしていますね」

「ふるさと納税はどうしても他の商品と比較されちゃうんですよ。だから事業者さんのこだわりや背景をお伝えして『こっちのほうが魅力的だな』『ちょっと試してみたいな』と思ってもらえるようにしています。それもあって人気の返礼品が以前から増えてきていると思います」

食べ物の定期便が人気で、そのラインナップも事業者に増やしてもらっているとか。また、白川町では毎月異なる事業者の自慢の逸品が届く『ごちそう定期便』も好評です。詳しくはこちらから
①有機農家がつくる、土と水を活かしたクラフトビール
——町内の魅力ある商品を、たくさんの人に求められる形にしてくれているわけですね。細江さんが個人的におすすめする返礼品ベスト3をお聞きしたいんですが…!

「3つだけですか!?」
——3つ!

「えーっと、そうですね。じゃあ1つ目は…『農LAND BEER』の”おまかせセット”です。そのなかでも山椒(さんしょう)*のビールがおすすめですね!」
*商品のラインナップは時期により変わります
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『農LAND BEER』の”おまかせ6本セット”。ヤゴーでの特集記事はこちらから
——白川町に移住された有機農家の方がつくるクラフトビールですよね!

「無農薬米を使った定番の『ライスラガー』があるんです。このあいだは同じ白川町内の『五段農園』さんといっしょに、生ごみを回収してたい肥をつくって、そのたい肥で育てたお米をライスラガーにしていて。生ごみの回収からビールができるまで、3年越しなんですよね。実際に飲ませてもらって、良い取り組みだしめちゃくちゃ感動しました」

週末にはクラフトビールに美味しいおつまみもいただけるタップルームを開催しています。開催日などはInstagramから
②伝統の白川茶と、お茶を使った新しいスイーツ
——では、2つ目を!

「次はいつも飲んでる白川茶なんですけど…」
——いつも飲まれてるんですね、さすが白川出身…(笑)

「『新田製茶』さんの”白川茶”です!」

香りと深いコクに特徴がある新田製茶のお茶
——新田製茶さんは茶葉の栽培から製造、販売まで一貫して行っていますよね。それに山の中にあるお店では、お茶の試飲から美味しいスイーツまで楽しめる…!

「そうなんです、お茶はもちろん美味しいんですけど、お茶を使ったスイーツも評判です!今はカヌレと白川茶クリーム大福が返礼品になっています」

「この前『ほうじ茶プリン』をいただいたんですがめちゃくちゃ美味しくて…!それも返礼品にできないか調整中です!」

返礼品となっているお茶を使ったカヌレ。その他にもたくさんのスイーツがあり、店舗やオンラインで購入することができます
③無薬で育てた豚肉『あんしん豚』
——3つ目をお願いします!

「『藤井ファーム』さんの”あんしん豚(とん)”です!」
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無薬で、ゆっくりストレスなく育てるなどこだわりの養豚方法を行う藤井ファーム。代表の藤井さんの取材記事はこちらから
——無薬で育てているということで、安全面はもちろん、お肉本来の旨味がしっかり味わえる豚肉ですよね!

「そうなんです。豚肉のねっとりした油もなくて、さらっとしてます。臭みもぜんぜんない!」

「あとは『バラ凍結』っていう、バラバラの状態で冷凍された豚肉もあって、ミンチもぱらぱらっと出てくるんです」
——それは使いやすい!

「小間切れも1枚ずつはがれてるから、必要な分だけ取り出せます。つくる過程で1回凍らせて、凍りきる前に混ぜて1つ1つぱらぱらになるようにするんです。すごく手間がかかっていて、私もいつも食事でお世話になってます(笑)」

バラ凍結のミンチ
ふるさと納税を通して「白川町を知ってもらう」
——いいなぁ白川町のふるさと納税…僕もしたい、、

「あと、白川町の担当をしていて思うのは、商品の魅力だけじゃなく『白川町のことを応援したい』と寄付してくれる方もたくさんいらっしゃいます」

「レビューとか、応援メッセージを書いてくださるんですね。『昔おばあちゃんの家で食べた』とか『出身地で…』とか、そういうのはすごくありがたいなと思います」
——あ…すいません。すごい商品だけ見ていて自分が恥ずかしくなりました(笑)僕の地元は町外なので、地元の返礼品ものぞいてみようかな。

「でもそういう方がたくさんいるのは、めずらしいことだと思います。嬉しいですね」

「会社に入った時から、いつかは白川町に関わりたいと思っていたので、念願かなってという感じですね」
——最後に、細江さんが白川町のふるさと納税に関わることで「白川町がこうなって欲しい」という目標はありますか?

「2つあって、1つ目はふるさと納税を通して『そこに行ってみたい』と思ってもらうことです」

「商品とその紹介から白川町民の人となりとか、景色とか、町の雰囲気を感じてもらって「行ってみたい」と思ってもらう。そういうところを目指したいです」

白川町の葛牧(くずまき)という地域の茶畑。商品には、その場所の人や風景が繋がっています
——素敵です。商品を物として終わらせず、そこに関わる人や地域を伝えるというか。

「もう1つは、今いろんな事業者さんと関わらせてもらうなかで、私が小中学生の時には町内にそういう仕事があるってことを知らなかったんです。だからこそ子どもたちに『こんな仕事があるんだ!』ってことを知ってもらって、事業者の方にも“自分たちの商品の魅力が伝わる喜び”を実感してもらいたいなと思っています」

「それは私たちでどうにかできるかは分からないんですけど…(笑)でもこれからたくさんの可能性があると思うので、それを伝えていきたいですね」

細江さんと、ふるさと納税を担当する役場職員の柘植さん
取材年月:2026年6月

