みなさんこんにちは、ヤゴー編集部です。
白川町は少子高齢化と言われて久しく、少しずつ人口も減少しています。
なんだかそう聞くと寂しい町のような印象を受けますが…実は近年たくさんのお店や事業が生まれ、移住者の数も増えているんです!
ということで今回は、令和に入って白川町で創業された事業*のなかから飲食店をご紹介!「あ、そんなお店あったの!?行ってみたい!」という場所があればぜひ足を運んでみてくださいね~!
*本記事では『白川町創業支援事業補助金』を活用したお店を紹介しています
①山の中のカフェ『山ト風ト』

ランチで提供される『おにぎり膳』。この他にも地元で採れた食材や郷土料理を楽しむことができます
佐見地区に、2023年9月にオープンしたカフェ『山ト風ト』
古民家を改装した店内、高台になっている場所から見下ろす景色、またお店近くにはハンモックが設置されるなど、自然豊かな佐見地区を存分に満喫できる工夫が凝らされています。
また、こだわりの器で提供される里山ならではの家庭料理は大人気。
朴葉寿司やへぼ飯など、それぞれの季節には白川町の郷土料理を楽しむこともできます。自家製スイーツや珈琲、クリームソーダなどカフェメニューも充実。
町内外から多くのお客さんが来店し、雑誌でも取り上げられるなど白川町自慢の人気店となっています!

山に囲まれたお店には、店主の長谷川めぐみさんの”好き”が詰まっています
「ここに来た人が、ちょっとでも心が軽くなってくれたら良いなっていうのはすごく思う。
だから来たお客さんが、芋のつまみ食いができたり、薪割りしたり、たき火したり、そういうのを通して人と人のコミュニケーションが生まれて、繋がっていく場になれば良いなって思う。…(中略)このお店が『親戚の家』になれれば嬉しいね」(ヤゴーシラカワの取材記事より)
と語るのは店主の長谷川めぐみさん。やさしい笑顔と滲み出るエネルギッシュさに、お話するだけで元気をもらえます。

佐見地区出身で、現在は町外に在住しているめぐみさん。「いつか佐見に帰って来たかった」と語ります
【山ト風ト】
営業日は不定期です。Instagramをご確認ください。
〒509-1221
岐阜県加茂郡白川町上佐見4967
②この道一筋の店主がつくる『割烹 ふく一』

『日替わりランチ』は1200円
2023年に、名古屋の錦から白川北地区に移転オープンした『割烹 ふく一』。2025年に創業30周年を迎えました!
お昼のメニューはおまかせの『日替わりランチ』。自家栽培の旬の野菜と「あいちの名工*」を受賞した大将がひとひねり加えた品の数々に、ここでしか味わえない満足感が詰まっています。またご飯おかわり自由、コーヒー付というのも嬉しいポイント!夜も予約優先で営業しています。
*愛知県で、優れた技能を通じて社会に貢献された方を表彰する制度です

古民家を改修したお店。国道41号に近い立地とお店の味に、町外からも多くのお客さんが訪れます
名古屋在住時から、一軒家で営業することを考えていた大将の福田洋一さん。下呂市馬瀬にある義父の実家に通ううちに、名古屋との中間地点にある白川町と縁が生まれ移住を決断しました。

お店の真ん前を高山線の電車が走っているところも、気に入ったひとつとのこと。子どもたちが来店した際には、電車に手を振る様子が印象的だそうです
「野菜から自分でつくってみたかったんですよ。やってみたら、こんなに大変なんだと思ってね(笑)でも名古屋から来てくれる人なんかは、ものすごい喜んでくれます。
ここの人たちは『地域を良くしよう』っていう想いがあって、すごいと思いますね。すごい人たちだなと。一緒になって協力させていただきたいし、みなさんが来ていただけるようにしていきたいですね」

大将と奥さんの2人で切り盛りするお店は、アットホームな雰囲気です
【ふく一】
ランチ(木、金、土曜日)11:30~14:00
夜(月、木、金、土、日曜日) 17:30~23:00
〒509-1107
岐阜県加茂郡白川町河東613
③鶏焼き専門店『楽〇(らくまる)』

大人気の『鉄板とり焼き定食』
同じく白川北地区に、2024年12月オープンした鶏焼き専門店『楽〇』
店舗は国道41号からすぐ。ボリューム満点ながらリーズナブルな価格設定に、安心感のある店内の雰囲気もあり、気軽に足を運べるお店として町内外から多くのお客さんが訪れます。
季節ごとのメニューや、定番の『鉄板とり焼き定食』から丼ぶり、”けいちゃん風”に食べる『らく焼き定食』など、豊富なラインナップ。
また夜は居酒屋メニューもあり、事前予約で送迎も可能です。

「お客さんがゆったりできる場所を目指している」と店主の安江さん
「いつでも気軽に来てもらえるお店でいたいですよね。『鶏肉やったら、らくまるのが食べたい!』って思ってもらえれば。
今後は、道の駅美濃白川のそばで露店販売もする予定です。白川を盛り立てたいです」
そう語る店主の安江さん。町内のイベントにも数多く出店販売し、エネルギッシュにまちを盛り上げます。

店主の安江さん(写真左)と、従業員の杉山さん(写真右)
【楽〇】
ランチ 11:00~
夜 17:00~21:30
定休日:月、第3日曜日
お店のInstagram
〒509-1107
岐阜県加茂郡白川町河東787
④家庭的なお弁当からおかしまで『結。& えんとえん。』

日によって並ぶメニューが変わります
黒川地区で、築100年以上の古民家を改修し2023年にオープン。
お弁当や惣菜を販売する『結。』と、おかしやパンを販売する『えんとえん。』がスペースをシェアしながら製造・販売を行っています。
なるべく既製品を使わないこだわりのあるメニュー、他にも駄菓子や古道具が並ぶ店内は「田舎のおばあちゃんの家に帰って来たような安心感を感じて欲しい」という気持ちを体現する雰囲気に!

店内の様子。店内奥のスペースでイートインすることもできます
「老若男女関係なく、近所の人たちが集まれる場所をつくりたい」という考えが共通していたことで、同じスペースでお店を営業することになった『結。』と『えんとえん。』
「細く永く愛されるお店を続けていくことが地域での恩返しになり、新しいご縁に繋がるように頑張っていこうと思います」と語ります。

地域の方々が参加するグループLINEで、その日のメニューが発信されています
【結。& えんとえん。】
11:00~17:30(木、金曜日/無くなり次第終了)
〒509-1431
白川町黒川1801-1
⑤心と身体にやさしいスイーツ『Atelier Butterfly(アトリエバタフライ)』

イベント等で販売される苺とレアチーズ風Rawケーキ(期間限定)
岐阜県多治見市から、蘇原地区の切井に移住した加藤真弓さん。
開業した『Atelier Butterfly』では、ロースイーツ*やグルテンフリーのお菓子を中心に、身体に負担の少ないスイーツの販売やレッスンを行なっています。
*48度を上回らない温度で調理することにより、熱によって失われる栄養素や酵素をそのまま摂れることができるスイーツのこと

「身体への負担が少なくなるよう、甘みはしっかりつけつつもなるべく低糖質で良質なオイルを摂取できるスイーツを目指しています」と加藤さん
「私自身、食べ物を変えることで『こんなに身体って変わるんだ』って実感したんです。
まずは美味しく食べてもらって、ちょっとでも健康のことを考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。
スイーツを食べることに罪悪感を感じている人も多いので、健康と不調の橋渡しができるスイーツになれたら」
身体の不調を見直す”きっかけづくり”としてスイーツをつくる加藤さん。
そのためロースイーツ以外にも、手に取りやすいグルテンフリーで低糖質な焼き菓子や生チョコの販売なども行なっています。

グルテンフリーの焼き菓子
【Atelier Butterfly】
出店やレッスンの情報はInstagramから
まとめ
いかがだったでしょうか?気になるお店があればぜひチェックしてみてください!
白川町では、飲食店以外にも多くの事業が新しく誕生しています。ヤゴーシラカワで今後紹介していきますので、お楽しみに!
ここでご紹介させていただいた方々のように当補助金は町の産業を活性化し、移住・定住を促進することを目的としています。
「自分のアイデアを実現させたい!」「新たにビジネスを始めたい!」と考えている方の新たな一歩を後押しできるような補助金となっています。
この補助金を活用して白川町であなたの夢を形にしませんか?詳しくは町公式ウェブサイトをご確認ください。