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24.07.30
7月28日(日)野草茶づくりに参加してきました
黒川地区で無肥料の三年番茶や、無肥料栽培の野菜などから本草茶をつくる『日々茶焙(にちにちさぼう)』
この日は「白川町に生えている野草を使って薪火焙煎でお茶をつくると、どんな味になるのか…!?」という野草茶づくりお茶会が開催されました!
なんとも実験的なこの企画!
使用された野草は…
・朴葉(ほうば)
・マツ
・青じそ
・笹
・ドクダミ
ドクダミ…大丈夫なんでしょうか、、!?
参加者で手分けして野草を採ってきて、それを薪火で焙煎します。とんでもなく熱い日に、とんでもなく熱い作業…!みなさんももし野草でお茶を焙煎する機会があれば、もしあればですが、熱中症には気をつけましょう。いや、なくても気をつけてくださいね!
白川町ならどこにでも生えている!?と言われる朴葉は大量に取れたので、焙煎機を使います。
『日々茶焙』、そして『和ごころ農園』の代表である伊藤さんも、初めての経験に
「焙煎ってこれぐらいでいいのかな…」と探り探り。
探り探ってできあがりました!
またこの日は、ブータンの農家の方々が伊藤さんの元に視察に見えていたのでいっしょにお茶を味わうことに。
(左のお三方がブータンから白川に来てくれました。お茶を淹れてくれたのは、白川町地域おこし協力隊の樋口さん)
野草茶の前に、まずは白川茶を。氷、水、お湯、それぞれで淹れた煎茶をみんなで味わいます。
渋みのなかにまろやかさと甘みがあり、やっぱり美味しい。ただブータンでは甘いものを好むそうで…
「くぅ…!美味しいねんけど、ちょいビターやね(英語のシブタニ訳)」とおっしゃる方も。ただその方も釜煎り茶(釜で煎ることで発酵を止めるお茶で、『日々茶焙』さんの製茶方法。緑茶に比べると渋さが少なく、すっきりとした味わいだと言われます)は、ブータンでつくられるお茶とも似ており飲みやすいとのことでした。
味の好みにも文化の違いがあって面白いです。
その後はそれぞれの野草茶を飲み比べ。
なかでも朴葉を使った朴葉茶は大人気!白川では、郷土料理の朴葉寿司や朴葉餅でなじみ深い朴葉の香り。その香りがダイレクトに届くお茶は、まさにティータイムにふさわしい味わいです。
ブータンの方はドクダミ茶がお気に入りだったようで、その製茶方法をしっかりメモしていました。
日本では敬遠されることもある、クセのあるドクダミの香り。ブータンではサラダにして食べるらしく「いちばん馴染みのある味」とのこと。ブータンと白川は採れるものが似ていることもあり「既にある資源を使って何をつくるかを参考にしたい」とおっしゃっていました。
個人的にドクダミ茶は、香りほどのクセはなく、爽やかな味わいでした。「あ、案外イケる…!でもあんまりたくさんは飲めないかなぁ」という感じ。
最後はみんなで記念撮影。
撮った時は特に感じなかったんですが…見返してみるとどうも日本に見えないというか、、、
ブータンの方も「白川は綺麗な場所やね。ブータンみたいで最高やわ(英語のシブタニ訳)」とおっしゃっていました。世界の人たちが落ち着く場所。それが白川町なのかもしれません。
『日々茶焙』さんでは、薪火焙煎でつくった三年番茶や緑茶、他にもまこも茶や野草ブレンド茶なども販売しています。ご興味がある方はぜひホームページをチェックしてみてください!
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