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24.06.10

イベント

ご家庭での「ほう葉寿司づくり」に参加してきました!

季節はすっかり初夏。「しょか」って、なんて優しくて良い響きなんでしょうか。何回でも言いたくなる。「初夏」、「初夏」、「初夏」…

そんな初夏の白川町と言えば、郷土料理の『ほう葉寿司』の季節でもあります!

 

一家でほう葉寿司をつくっている様子

 

家族団らんでのほう葉寿司づくりに、ヤゴー編集部の澁谷が混ぜてもらいました。

いやぁ…なんだこの幸せ空間は。

 

 

朴木からほう葉を取っている様子

 

庭に植えてある朴木からチョキっとほう葉を切って…

 

水で洗って、表面に酢を少しつけて綺麗にふき取りほう葉の準備は完成!

子どもたち含め、それぞれ担当の具材をどんどん酢飯の上に乗せていく。形や乗せ方が少し崩れても、それもご愛敬。メインは酢で締めた鮭と鯖。

 

完成したほう葉寿司

 

完成したほう葉寿司

 

最後に押し込み、重しを載せるのがこちらのご家庭のスタイル。それぞれの家に、代々伝わるつくり方があるそうです。

 

 

けっきょくこの日は2升のお米を使い果たし…

家庭では3日間、ほう葉寿司のご飯が続いたとのこと。。。

 

ほう葉寿司を外で食べる様子

 

つくった後は、神社にある東屋でいただきました。

いやぁ、贅沢な時間。初夏の乾いた、少し冷たい風が気持ちいい。

美味しいだけじゃなくて、どこでも食べられてゴミも自然に還るほう葉寿司。

 

 

けっきょくこの日は手土産にもほう葉寿司をいただき、1日で10個もいただきました…ありがたや、、

昨年はお店のほう葉寿司をたくさんいただきましたが(特集記事『ナンバーワン朴葉寿司はどれだ選手権』)、ご家庭ならではの味付けや習慣に触れられるのも、すごく楽しい!

 

ほう葉には殺菌・抗菌作用も含まれていて、酢飯の酢と相まって、高温多湿の田植えの時期の昼食として重宝されたといいます。

農家の方はもちろん、農作業をしていない家庭でも脈々と受け継がれている郷土料理。つくったことがない方は、ぜひお手製のほう葉寿司づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

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家を『屋号』でよびあう慣習が根づく白川町そんな町の想いを集め人と集落と未来をつなぐ